稲武町

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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稲武町(いなぶちょう)とは、愛知県北設楽郡(合併直前は東加茂郡)に属していた町である。旧市町村名の一つ。

概要[編集]

稲武町は、愛知県の北東に位置し、愛知県・長野県・岐阜県との3県境付近に位置した。

合併後の稲橋以外の旧町域の大字は豊田市の町となり、旧町域は稲武地区と通称される。町役場のあった稲橋は稲武町に改名され、豊田市役所の稲武支所が稲武町竹ノ下に置かれている。

歴史[編集]

明治の設楽郡分割後から北設楽郡に属した。
1940年(昭和15年)に稲橋村と武節村が合併して稲武町が成立した。前身2村から頭文字一字ずつとったのが町名の由来とされる。
行政的には戦後長らく県設楽事務所管轄下だったが、高度成長期以降は豊田市の経済圏下にあり、国税は豊田税務署管内で、自動車の豊橋ナンバー分割時も稲武町は三河ナンバー区域に留まった。
2003年には、稲武町の所属が北設楽郡から東加茂郡に変更されて、設楽地域の管轄から外れ、東加茂郡の郡域が東側に広くなって県足助事務所管轄下となった。
平成大合併前の稲武町に隣接する自治体は、北設楽郡の設楽町津具村、東加茂郡の旭町、足助町、長野県根羽村岐阜県恵那郡上矢作町、串原村の各町村だった。

平成大合併期の2005年4月1日に、西加茂郡:藤岡町、小原村、東加茂郡:足助町、下山村、旭町と共に、豊田市に合併・編入された。稲武町が豊田市に合併されたことにより、豊田市は愛知県では一番広い面積の自治体となり、あまりにも広過ぎた市域となった。豊田市の面積は918.32km²となり、人口も豊橋市を抜いて県下第2位となった。

旧稲武町の固定電話の市外局番は、05368 → 0536 (設楽MA)だったが、豊田市合併後に豊田MAの0565に変更された。