移植 (医療)

移植（いしょく）とは、人間の臓器などを他者に移すことである。かなりの難手術で、臓器のドナー不足などの問題もある。日本では昭和43年（1968年）8月8日に札幌医科大学の教授・和田寿郎によって初めて心臓移植が行なわれている。しかしこのときの患者が移植から83日目に死亡したため、札幌地検が脳死判定をめぐり捜査を行なう。結果的に不起訴になったが、この一件で移植医療への不信感が広がり、一時的に移植医療は衰退した。次に心臓移植が実施されたのは臓器移植法が施行された後の平成11年（1999年）となる。