猿ヶ城渓谷 (茨城県)
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猿ヶ城渓谷(さるがじょうけいこく)とは、茨城県北茨城市関本町小川に存在する渓谷である。
概要[編集]
この渓谷は2つの伝承で知られている。1つは、慈眼大師が修行をしたのがこの渓谷であるということ、もうひとつは平安時代末期の源平合戦の際、治承4年(1180年)に源頼朝によって追われた佐竹秀義が西金砂山からこの渓谷に落ち延びた際、猿に食糧を与えながら岩窟で冬を越したというものである。
現在、春になるとシャクナゲが一斉に咲きそろい、夏には百合の花が咲き乱れる景観で知られている。バス花園橋で下車して下流に向かい、最初の橋で川は二つに分かれるが、そこから本流の方の道をとって川沿いに4キロほどさかのぼると、渓流に奇岩、怪石が重なり合って、両岸に迫った山には昼でも暗く原生林が覆いかぶさっている。