満願寺 (上三川町)

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満願寺(まんがんじ)とは、栃木県河内郡上三川町東汗1105に存在する寺院である。宗派真言宗智山派

概要[編集]

創建年代は不明だが、江戸時代後期の安永5年(1776年)に書かれた寺起文書では大同年間(806年から810年)には既に寺の存在が確認されているため、奈良時代後期に創建されたものと推定されている。

堂宇の中で、大同元年(806年)に造営されたといわれる楼門、江戸時代中期に再建されたといわれる薬師堂があり、これらは上三川町の文化財に指定されている。楼門は間口三間、奥行二間で、何度か修復がされているものの柱は奈良時代当時のものと見られている。左右に天衣の無い珍しい仁王像が2体飾られているのが最大の特徴である。

本尊には薬師如来と十二神将があり、木造阿弥陀如来坐像は栃木県から有形文化財に指定されており、同時に寺宝でもある。そのほか、享保3年(1718年)に宇都宮藩主・戸田忠真により奉納された絵馬などもあり、こちらは上三川町の文化財に指定されている。

アクセス[編集]