湯長谷陣屋
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湯長谷陣屋(ゆながやじんや)とは、現在の福島県いわき市常磐下湯長谷町家中跡25に存在した陣屋である。
概要[編集]
寛文10年(1670年)、陸奥国磐城平藩主・内藤忠興により、3男の遠山政亮に1万石が分与されて湯長谷藩が立藩した。延宝4年(1676年)に政亮は陣屋の普請を開始し、延宝5年(1677年)に完成させ、以後ここが湯長谷藩の藩庁となった。
もともとは遠山姓を称していたが、第3代藩主の時に遠山姓から内藤姓に復姓している。第13代藩主・内藤政養は戊辰戦争において佐幕派の立場をとった上に奥羽越列藩同盟に加盟したため、湯長谷陣屋は新政府軍に攻められ、陥落した。
残された史料などから、陣屋と言っても丘陵の端部に築かれた単純なものと見られている。
現在は磐崎中学校内に陣屋跡の碑が建立されている。