清水哲男
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清水 哲男(しみず てつお、1938年2月15日 - 2022年3月7日)は、日本の詩人。東京府出身。父は花火研究者の清水武夫、弟に同じ詩人の清水昶。
経歴[編集]
昭和50年(1975年)に「水瓶座の水」でH氏賞を受賞。その後も多くの受賞を果たす。一方でラジオパーソナリティーからホームページ「増殖する俳句歳時記」を運営するなど(1996年から2016年までの20年間)、俳句の評論でも活動した。
令和4年(2022年)3月7日午後5時25分、腎不全のため東京都新宿区の病院で死去した。84歳没。清水の意志により、葬儀は行われないという。
受賞歴[編集]
- 1975年『水甕座の水』で第25回H氏賞
- 1986年『東京』で第1回詩歌文学館賞
- 1994年『夕陽に赤い帆』で第2回萩原朔太郎賞、第35回晩翠賞
- 2006年『黄燐と投げ縄』で第1回三好達治賞、第6回山本健吉文学賞
- 2019年『換気扇の下の小さな椅子で』で第26回丸山薫賞
著作・出演[編集]
詩集[編集]
- 『喝采』(1963年、文童社)
- 『水の上衣』(1970年、赤ポスト)
- 『喝采 水の上衣』(1974年、深夜叢書社)
- 『水甕座の水』(1974年、紫陽社)
- 『スピーチ・バルーン』(1975年、思潮社)
- 『清水哲男詩集』(現代詩文庫68・1976年、思潮社)
- 『野に、球。』(1977年、紫陽社)
- 『雨の日の鳥』(1978年、アディン書房)
- 『甘い声』(1979年、アディン書房)
- 『掌のなかの映画』(1980年、河出書房新社)
- 『地図を往く雲』(1983年、紫陽社)
- 『東京』(1985年、書肆山田)
- 『夕陽に赤い帆』(1994年、思潮社)
- 『続・清水哲男詩集』(現代詩文庫148・1997年、思潮社)
- 『緑の小函』(1997年、書肆山田)
- 『黄燐と投げ縄』(2005年、書肆山田)
- 『換気扇の下の小さな椅子で』書肆山田, 2018.12
句集[編集]
- 『匙洗う人』(1991年、思潮社)
- 『打つや太鼓』(2003年、書肆山田)
評論・エッセイ[編集]
- 『現代詩つれづれ草』(1993年、新潮社)
- 『蒐集週々集』(1994年、書肆山田)
- 『詩に踏まれた猫』(1998年、出窓社)
- 『さらば、東京巨人軍。』(2001年、潮社)
- 『増殖する俳句歳時記』(2002年、ナナコーポレートコミュニケーション)
- 『「家族の俳句」歳時記』(2003年、主婦の友社)
ラジオ番組[編集]
- FMモーニング東京 (TOKYO FM) - パーソナリティ
- おはようTOKYOITE (TOKYO FM) - パーソナリティ
- JET STREAM(1995年 - 2000年担当、TOKYO FM) - スクリプト
- 珈琲 - 湯気の向こう側の世界(声のエッセイ5、ラジオデイズ) - 構成・解説
- 酒 - 神のやさしい液体(声のエッセイ6、ラジオデイズ) - 構成・解説
- むさしの情報バイキング(むさしのFM)