海会寺跡
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海会寺跡(かいえじあと)は、大阪府泉南市信達大苗代374-4にある古代仏教寺院の跡。国の史跡に指定されている。
概要[編集]
海営宮池と樫井川に挟まれた一岡神社の境内にある廃寺跡。法隆寺様式の伽藍を持っていたと見られ、この廃寺跡からは貴重な遺物が多く出土している。なお、出土した瓦から推定であるが恐らく7世紀後半の創建と見られている。寺は9世紀に焼失したが、平安時代末期に再建されて、室町時代までは存続していたようである。
なお、寺の東側からは寺院建立に関係したと見られる豪族の集落跡も見つかっている。これらは古代の寺院を知る上で貴重な遺跡と見られており、そのため昭和62年(1987年)に国の史跡に指定されている。