沖縄核密約
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沖縄核密約(おきなわかくみつやく)とは、日本とアメリカが沖縄県の施政権返還で合意した昭和44年(1969年)11月の日米首脳会談で、核兵器の撤去と日米安全保障条約の適用を意味する核抜き本土並みを条件としたが、その際に有事に核を沖縄に再び持ち込むことを認めた秘密合意のことである。当時のアメリカの大統領補佐官・ヘンリー・キッシンジャーとの交渉に当たった国際政治学者の若泉敬は平成6年(1994年)出版の著書において、日米が秘密合意議事録を作成し、首脳会談で当時の内閣総理大臣・佐藤栄作と当時のアメリカ大統領・リチャード・ニクソンが署名する段取りだったと暴露している。この両首脳の署名入りの合意議事録は、佐藤栄作の遺族が保管していたことが平成21年(2009年)に分かっている。