水責め

水責め（みずぜめ）とは、人間の処刑方法のひとつである。世界的に用いられた処刑方法である。

概要

この処刑は、受刑者の口に漏斗などを差し込んで無理やり水を飲ませ続け、腹部がパンパンに膨れ上がって水が入らなくなると吐かせて、これを何度も繰り返すという方法である。もしくは受刑者を縛り上げて水を貯めた容器に頭部を放り込み、窒息寸前まで責め続ける方法もあった。

この処刑は受刑者を殺すためというより、精神的に追い詰めて秘密を自白させたりするのが目的だったという。この処刑方法は中世ヨーロッパでキリスト教会が主導して魔女狩りの犠牲者に対して行なった拷問である。キリスト教改宗を迫るために行なわれたりもしたという。日本では鎌倉時代の後期に後醍醐天皇が討幕を計画した際にその側近が鎌倉幕府によって逮捕された際、受刑者から計画の全貌を聞き出すために水責めが行なわれて自白させられたという。