毛利邸庭園

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毛利邸庭園(もうりていていえん)とは、山口県防府市多々良1丁目15-1に存在する庭園である。

概要[編集]

防府駅の北東のなだらかな多々良山の南麓にある庭園。

ここは江戸時代長州藩主であった毛利氏の屋敷があり、敷地はおよそ5万3000平方メートル、その中に3300平方メートルの広大な邸宅と庭園が存在する。幕末に倒幕・明治維新で大活躍した旧長州藩士井上馨が奔走し、井上の死後である大正5年(1916年)に完成した。江戸時代の御殿造りを模しており、明治時代と大正時代の技術を結集した建物になっている。

庭は各種様式を取り入れ、地形に応じて庭が築かれて巧みな調和を見せており、250種を超える樹木が四季折々の景色を見せている。桜はおよそ300本、ツツジはおよそ1000本に及び、4月初旬と5月上旬は花見で訪れる訪問客も多い。

平成8年(1996年)に国の名勝に指定された。なお、邸内の一角に毛利博物館がある。

アクセス[編集]