武者物語
ナビゲーションに移動
検索に移動
武者物語(むしゃものがたり)とは、戦国時代に武士に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
この著書の各巻頭に「松田一楽入道秀任」とあるため、この松田秀任が著者だと思われる。成立は江戸時代前期の承応3年(1654年)8月である。
武者物語という題名については、各章段冒頭にある「古き侍の物語に曰」とあることからの名づけかと推定される。
内容[編集]
全3巻。戦国時代の武士の逸話を中心とする武辺咄集である。
太田道灌の和歌のこと、源頼政の遺言、徳川家康の小旗、小早川隆景の大力を持つ家臣についてなど、62の逸話が一つ書きで順不同に並べられている。登場する人物は250人を超えている。ほとんどが武士の逸話であるが、たまに戦場の心得や合戦があった年から何年という覚書のようなものも混じっている。具足や部分名称、首実検についてなども語られている。