東京女子大学
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東京女子大学(とうきょうじょしだいがく、Tokyo Woman's Christian University)は東京都杉並区に本部がある女子私立大学である。 略称は「東女」(トンジョ)、「TWCU」。初代学長は新渡戸稲造。
概要[編集]
キャンパスは1920-30年代のアントニン・レーモンドによる設計。登録有形文化財である。
名門女子大学の一つと言われる。後述の教育の方針から、津田塾大学と共に現在まで家政系の学部が設置されたことがない。
歴史[編集]
北米のプロテスタント諸教派の援助により1918年に東京女子大学は開学した。初代学長は新渡戸稲造、学監安井てつ(のちに第2代学長)、常務理事にA.K.ライシャワーが就任。1920年5月、国際連盟事務次長に就任した新渡戸は、スイスのジュネーブに赴任したため、1923年学長職を辞任する。安井てつは、東京女子大学創立の時、49歳で学監に就任し、その5年後に新渡戸稲造の後を継いで第2代学長となる。安井はリベラルアーツを重視した教育を行い、良妻賢母教育と一線を画した。
沿革[編集]
- 1918年(大正7年)4月30日、 東京府豊多摩郡淀橋町字角筈(現新宿)で開学する。
- 1924年(大正13年)、豊多摩郡井荻村(現杉並区善福寺)に移転
- 1948年(昭和23年)新制大学として発足、文学部(哲学科、国文学科、英文学科)を設置
- 1961年(昭和36年)、文理学部(哲学科、日本文学科、英米文学科、史学科、社会学科、心理学科、数理学科)発足
- 1988年(昭和63年)、三鷹市牟礼に現代文化学部(コミュニケーション学科、地域文化学科、言語文化学科)新設
- 2009年(平成21年)、現代教養学部(人文学科、国際社会学科、人間科学科、数理科学科)を設置
- 2015年(平成27年)、現代文化学部廃止
- 2016年(平成28年)、文理学部廃止
基本事項[編集]
- 名称:東京女子大学
- 創設者:新渡戸稲造、安井てつ、オーガスト・カール・ライシャワー
- 創立年:1918年
- 学部:現代教養学部
- 国際英語学科、人文学科、国際社会学科、心理・コミュニケーション学科、数理科学科
- 所在地:東京都杉並区善福寺2-6-1
- 交通:JR中央線、JR中央・総武線 西荻窪駅 北口より徒歩12分
卒業生[編集]
「カテゴリ:東京女子大学出身の人物」も参照
- 瀬戸内寂聴 - 作家
- 高樹のぶ子 - 作家
- 皆川博子 - 作家
- 有吉佐和子 - 作家。女流文学賞受賞。
- 永井路子 - 小説家。直木賞受賞。
- 木崎さと子 - 小説家。芥川賞受賞。
- 中島京子 - 作家
- 矢川澄子 - 作家、詩人、翻訳家
- 近藤富枝 - 小説家。元・NHKアナウンサー
- 如月小春 - 劇作家
- 大村はま - 国語教師、国語教育研究家
- 竹下景子 - 俳優
- 多部未華子 - 俳優
- 森英恵 - デザイナー
- 及川美紀 - (株)ポーラ代表取締役社長
- 堂本暁子 - 元千葉県知事、元参議院議員
- 園田天光光 - 日本初の女性代議士(衆議院)の一人。
- 高橋展子 - 駐デンマーク特命全権大使
- 野村真季 - テレビ朝日アナウンサー
- 伊東敏恵 - NHKアナウンサー
- 松田樹里 - モデル
- 森香澄 - 元・テレビ東京アナウンサー