来見寺
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来見寺(らいけんじ)とは、茨城県北相馬郡利根町布川2956に存在する寺院である。宗派は曹洞宗。
概要[編集]
徳満寺から東におよそ10分歩いたところにある寺院である。開山は勅特賜大光仏国大師といわれる。永禄年間に府川城主の豊島頼継が開基したため、その名前から頼継寺と称した。
戦国時代に頼継は当地を中心にして勢力を拡大したが、天正18年(1590年)の小田原征伐で後北条氏に属したことから滅ぼされた。その後、徳川家康がこの寺に訪ねてきたことから現在の来見(家康が見に来るから来たといわれる)と寺号が改められ、家康から朱印も授与された。この際に寺の庭の松を梅に植え替えたことから、以後はこの地を「松替の里」と称したといわれる。
寺には豊島氏の墓の他、利根川流域の自然や風物を細かく記した名作『利根川図誌』の著者である赤松宗旦の墓も存在する。