杉田氏
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杉田氏(すぎたし)とは、日本の氏族である。江戸時代中期から後期にかけて活躍した蘭学者の杉田玄白で著名である。
概要[編集]
越前杉田氏[編集]
越前国坂井郡波寄村(現在の福井県)の豪農で、歴代は大庄屋であった。幕末に杉田定一が出て、明治維新後に自由民権運動で活躍し、後に政治家・衆議院議員となった[1]。
若狭杉田氏[編集]
若狭国小浜藩医の出身で、杉田玄白を輩出した。玄白は西玄哲に蘭方外科を学び、「ターヘル・アナトミア」を翻訳して「解体新書」を刊行した事績で知られる。玄白の子の立卿、孫の成卿も、玄白ほどではないが蘭学者として知られている。明治維新後、立卿の養子で成卿の弟である玄瑞は明治政府に招聘されるも応じず、駿河国沼津で開業医となった[1]。
現在の島氏[編集]
現在では東海地方から南関東などに多く見られる姓である[1]。