木田徹郎

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木田 徹郎(きだ てつろう、1902年明治35年)10月3日 - 1971年昭和46年)11月27日)は、日本の官僚[1]、社会福祉学者[2]。元日本社会事業大学教授[3]

経歴[編集]

広島市生まれ。1923年東京帝国大学文学部社会学科入学。大学では戸田貞三の指導を受け、戸田が指導・援助していた東大セツルメントにも参加した。1926年3月東京帝大文学部社会学科卒業、4月中央職業紹介事務局に入る。『社会事業』『社会事業研究』『共存』などの雑誌に社会事業論を発表した[1]

1930年5月内務省社会局社会部職業課に移り、以後、職業行政を担当。1934年7月青森地方職業紹介事務局長、1936年9月神奈川県学務部職業課長。1938年4月に厚生省が設置されると厚生省職業部(41年職業局、42年勤労局)に入り、厚生理事官に就任。1940年『職業対策』を刊行、1943年『ナチス労務配置政策の発展』を翻訳。戦時下の労務配置を担当し、国家社会主義に傾倒した[1]

1945年10月東京都民生局戦時援護課長、改組に伴い1946年3月援護課長、9月保護課長、1947年5月厚生省職業安定局補導課長。同年9月に労働省が設置されると職業安定局は同省に移管された。同年11月厚生省引揚援護局業務課長、改組に伴い1948年5月引揚援護庁援護局援護課長。1949年5月引揚援護庁を退官、日本社会事業専門学校(後の日本社会事業大学)理事・学監・教授に就任。日本社会福祉学会第4期会長[1]、日本社会事業大学教授[4]を務め、社会福祉理論を研究した。主著は『社会福祉概論』(1964年)、『社会福祉事業』(1967年)[1]

1971年に死去。享年69歳。

業績[編集]

職業対策[編集]

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中間理論[編集]

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著書[編集]

単著[編集]

  • 『社会事業叢書 第9巻 職業対策』 常盤書房、1940年
    • 『戦前期社会事業基本文献集 5 職業対策』 日本図書センター、1995年
  • 『社会福祉講座1 社会福祉概論――実践としての社会福祉の理論的体系化』 新日本法規出版、1964年、修訂増補版1967年
    • 『戦後社会福祉基本文献集 19 社会福祉概論』 一番ヶ瀬康子、井岡勉、遠藤興一編、日本図書センター、2001年
  • 『社会福祉事業』 川島書店、1967年

共編著[編集]

  • 『社会福祉』 児玉政介共著、建帛社、1961年
  • 『保母養成講座 第1巻 社会福祉事業一般』 木村忠二郎共著、全国社会福祉協議会、1963年、改訂版1976年、新版1985年、改訂新版1987年
  • 『大都市における福祉地区および福祉事務所の適正規模に関する比較研究』 東京都社会福祉会館共編、東京都社会福祉会館、1965年
  • 『社会福祉の方法』 竹中和郎、副田義也共編、誠信書房、1966年(改訂版)
    • 『戦後社会福祉基本文献集 21 改訂社会福祉の方法』 一番ヶ瀬康子、井岡勉、遠藤興一編、日本図書センター、2001年

監修[編集]

  • 『社会福祉読本』 社会事業研究会編、福島県社会福祉協議会、1952年
    • 『社会福祉読本』 社会事業研究会編著、福島県社会福祉協議会、改訂増補版1953年、改訂増補第3版1955年、改訂増補第4版1957年

訳書[編集]

分担執筆[編集]

  • 『職業論』 西牟田重雄編、大同印書館(戦時社会問題叢書)、1942年
  • 『社会事業講座 第1巻 社会事業対象論』 大阪社会事業短期大学、日本社会事業短期大学編、福祉春秋社、1952年
  • 『社會福祉辭典』 日本社會事業短期大學編、福祉春秋社、1952年
    • 『戦後社会福祉基本文献集 10 社会福祉辞典』 一番ヶ瀬康子、井岡勉、遠藤興一編、日本図書センター、2000年
  • 『日本の救貧制度』 日本社会事業大学救貧制度研究会編、勁草書房、1960年
  • 『三歳未満児保育講義録』 植山つる編、日本児童福祉協会、1961年
  • 『社会事業の諸問題――木田徹郎教授還暦記念論集』 仲村優一編、日本社会事業大学、1963年
  • 『東京都における老人問題の特殊性とその対策――特に老人問題と地域福祉について 欧米諸国にみられる実態との比較研究』 東京都社会福祉会館編、東京都社会福祉会館、1963年
  • 『潮見実教授退官記念論文集』 潮見教授退官記念事業会実行委員編、潮見教授退官記念事業会、1965年
  • 『社会病理学』 大橋薫編、有斐閣(有斐閣双書)、1966年
  • 『戦後日本の社会事業』 日本社会事業大学編、勁草書房、1967年
  • 『リーディングス日本の社会福祉 第2巻 貧困と社会福祉』 岩田正美編著、 日本図書センター、2010年

脚注[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 石井洗二「木田徹郎」室田保夫編著『人物で読む社会福祉の理論と思想』ミネルヴァ書房、2010年、222-228頁
  2. 日外アソシエーツ編集部編『人物レファレンス事典 昭和(戦後)・平成編 あ-す』日外アソシエーツ、2003年、811頁
  3. 佃實夫ほか編『現代日本執筆者大事典 第2巻 (人名 か~し)』日外アソシエーツ、1978年、217頁
  4. 『改訂社会福祉の方法』執筆者紹介

参考文献[編集]

  • 佐藤嘉夫「解説」『戦前期社会事業基本文献集 5 職業対策』日本図書センター、1995年

関連文献[編集]

  • 一番ケ瀬康子『社会福祉事業概論』誠信書房(社会福祉事業シリーズ2)、1964年
  • 真田是編『戦後日本社会福祉論争』法律文化社、1979年
  • 吉田久一『昭和社会事業史』ミネルヴァ書房(社会福祉選書)、1971年
  • 『社会事業理論の歴史』一粒社(社会福祉と諸科学1)、1974年