朝鮮アジア太平洋平和委員会

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朝鮮アジア太平洋平和委員会(チョソンあじあたいへいようへいわいいんかい)は、朝鮮労働党の外郭団体である。

朝鮮アジア太平洋平和委員会
各種表記
ハングル조선아시아태평양평화위원회
漢字朝鮮亜細亜太平洋委員會
発音チョソナシアテピョンヤンピョンファウィウォヌェ
日本語読み:ちょうせんあじあたいへいようへいわいいんかい
文化観光部2000年式Choshun Asia Tepyeongyang Pyeonghwa Wiwonwe

概要[編集]

朝鮮労働党の外郭団体であり、対外窓口の一つである。

アジア、太平洋地域の国々と政治・経済・文化交流を拡大強化するために、1994年5月、朝鮮労働党統一戦線部傘下団体として朝鮮アジア太平洋平和委員会を設置した。

特徴[編集]

委員会は形式上、民間機関の性格を帯びている。 1994年7月には金容淳が訪朝中の日本の国際問題研究所所長中丸薫と出会ったことを報じた際、朝鮮中央放送が金容淳を朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長と呼称したことで委員長が判明した。

主な業務[編集]

北南間各種民間交流や北南間の経済協力業務の執行機関としての役割を果たしていた。最近では、金剛山観光事業、南北首脳会談など南北関係で政治的なもののない文化事業や政治に直接的に関わる調整役などを主に担当している。 北南関係以外にも、アメリカ・日本などとの関係改善のための窓口の役割と有力外国人の訪朝招請と海外学術会議の参加などを通じて、共和国のイメージを改善する活動をしている。また、当局が直接出ていきにくいことを民間機関の外皮を借りて進めている。

江原道金剛郡にある、金剛山観光の窓口業務をしている。

沿革[編集]

組織体系[編集]

委員長、副委員長、書記長の人事ポストが設定されており、その下に、政治、経済、文化、観光、宗教などの部門別部門と研究所で構成されている。

委員[編集]

出典[編集]

  • 田中健之著・KKベストセラーズ発行

「北朝鮮の終幕」