明良洪範

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明良洪範(めいりょうこうはん)とは、戦国時代に関する史料である。

概要[編集]

著者・成立年代[編集]

著者真田増誉。成立年代やその事情については全く不明だが、記事はだいたい徳川綱吉の時代頃までなので、成立したのは享保年間(1716年から1735年)と見られている。

成立に関する詳しい記録が無いのでそもそも題名についてもよくわかっていない。明良とは「明君と良臣」で、洪範は「大きな法」を意味すると見られている。

内容[編集]

正編25巻、続編15巻の全40巻で、戦国時代の回想から江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉の時代頃までにおける将軍や家臣などの様々な言行録である。

藤原惺窩の話を巻頭に載せているが、和漢の古典や学者、文人に関する話が多い。ただ、収録している話については特に方針もなさそうに色々な説話を次々と載せている。殉死についても語っており、またしばしば「増誉曰」と付けて真田の感想や批評を付けている。赤穂事件については綱吉も深く心を痛めていた、などと付記している。

また、24巻と25巻には女性関係についての話をまとめている。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

参考文献[編集]