拡大自殺
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拡大自殺(かくだいじさつ、英:extended suicide)は死刑または銃殺になることが分かっていながら、加害者とは無関係な人々を大量殺人に巻き込み、その後、加害者が自殺する(または死刑になる)ことをいう[1]。しかし、異なる定義も提案されている。
自分の前途に希望を持てなくなっているため、幸せそうな人や弱い人を突然に襲って社会に復讐しようとする心理が背景とされる[2]。被害者に個人的な恨みはなく、「誰でもいいから殺したかった」という心理が働く場合がある[3]。
事例[編集]
- 深川通り魔殺人事件 -1981年6月17日、死亡4人、負傷2人。無期懲役判決。
- 池袋通り魔殺人事件 - 1999年9月8日、死亡2人、負傷6人。死刑判決確定。
- 土浦連続殺傷事件 - 2008年3月19日、同23日発生。死亡2人、負傷7人。死刑執行すみ。
- 秋葉原通り魔事件 - 2008年6月8日、東京都千代田区外神田(秋葉原)で発生。7人死亡、10人負傷。2015年死刑判決。
- 取手駅通り魔事件 - 2010年12月17日、負傷14人。懲役3年6月判決。
- 登戸連続殺傷事件 - 2019年5月28日、2名死亡、18名負傷。加害者は自殺。
参考文献[編集]
- 片田珠美(2017)『拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中』KADOKAWA
脚注[編集]
- ↑ 孤立・絶望…「拡大自殺」か産経新聞、2019年5月29日
- ↑ 「典型的な拡大自殺」幸せそうな人を巻添えにしたいJ-Cast、2019年5月29日
- ↑ 茨城・取手市無差別刺傷事件の犯罪心理学新潟青陵大学大学院(碓井真史)、2010年12月17日