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押船

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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押船(おしぶね、おうせん、英:Pusher tug、独:Schubboot、Schubschiff)とは、非自航船押航するための船舶である。

概要[編集]

押船は、台船などの非自航船押航するのに使われ、主に欧州内陸水路で多く見られる。日本でも曳船兼押船として港湾部で広く運用されているが、「押す」専門のものは比較的少ない。

ヨーロッパ[編集]

ヨーロッパ地域は、ライン川ドナウ川などの国際河川運河が多く、内陸水運が非常に発達している。こうした環境では小回りがきき冗長性に長けるプッシャーバージ方式(押船と艀)の利点が大きく、押船がコンテナバージ鉱石輸送用の艀などを押して河川を航行する姿を見ることができる。また、旧ソ連地域の内陸水路でも似たような船が運用されている。近年では押船と艀がくっついて一体になったような見た目の自航船(独:Binnenmotorschiff)も多くなっている。

日本[編集]

日本では曳船兼押船が港湾部や内海、内陸水路で多く運用されており、起重機船浚渫船などの作業用船舶のほか、土運船やコンテナバージ、平台船などを押航・曳航するのに使われている。そのほかに、少数ではあるが内陸水路でも運用されている。

関連項目[編集]