愛知県高校生フェスティバル実行委員会
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愛知県高校生フェスティバル実行委員会(あいちけんこうこうせいふぇすてぃばるじっこういいんかい)は、愛知県名古屋市熱田区に本部をおく高校生による自主活動団体。略称は高フェス(こうふぇす)。また、参加者をフェス人(ふぇすじん)と呼ぶことがある。
概要[編集]
主に高校生が私立学校無償化や平和学習のために自主的に集まって活動する自主活動団体である。近年県内の中高一貫校の中学生などでも参加が確認されている。後援団体は愛知県私立学校教職員組合連合。
組織[編集]
- 地域組織局
- 地域と高フェスをつなぐ局。略称は「ちしき」。地域とは愛知県を10に分けた区分のことで、名東・名西・名中・名南・名北、尾張西部・尾張東部・東三河・西三河・知多のことである。組織とは人を愛知県高校生フェスティバル実行委員会に誘って、また人から誘われたことをいう。地域と本部をつなぐ架け橋のような存在であり、愛知父母懇談会と一緒に活動する地域とのパイプ役である。
- 一億円募金プロジェクト兼贈る会
- 企画要員部
- 企画要員部は「企画」と「要員」すなわち、各フェスティバルや地域別祭典の「運営」を行なっている局である。略称は「要員部」会場の看板や横断幕の作成、当日に「案勧ボード」というものを持ち会場への案内をしたりする。また、各フェスティバルの会場でイベントを盛り上げ、また係員要員を募集する。完全な募集制ボランティアである。
- 群舞プロジェクト
- 群舞プロジェクトでは中高生の社会に対する思いを姿・形を「群舞(後述)」として表したものを作成・指導する。略称は「群プロ」。共通する思いは、「社会への悲痛な思い」や「社会による理不尽さ」「そう言った境遇の子の希望になりたい」という思いである。
- ハイスクールレボリューション
- 学校と学校、学校と高フェス、高フェスと生徒会、学校と生徒会をつなぐパイプ役。略称は「ハイレボ」。「全体集会」などをしたときに「ハイレボデー」を開催し、各校の意見交流などをする。
- 学ぶ会
- 学ぶ会は高校生の学びの原点を探す局。略称は「まなぶ」。また、高フェスの中心となって、学びの魅力をフェス人や、中高生に伝える。
- 事務局
- 事務局は局の会議である局会を持たず、活動はフェスティバルを裏で支える「裏方役」である。
歴史[編集]
- 1986年 - 「管理教育のメッカ」「三校禁[1]」「官尊民卑」といった土壌の中で、「自分たちの要求」を実現しようと結成。最初期の実行委員は19校59名。
- 1993年 - 「生徒が主人公の学校」を目指し、各学校の生徒会を繋ぐ場として、「ハイスクールレボリューション(ハイレボ)」が発足。これを受けて南山高校男子部・同朋高校で制服自由化など、生徒会を中心とした活動が県内において拡大。
- 1995年 - 阪神・淡路大震災をきっかけに、中高生ボランティアを開始。「阪神淡路大震災でお父さん・お母さんを亡くした中学生・高校生に奨学金を贈る中学生・高校生の会」(現愛知ボランティアセンター)が発足。
- 1996年
- 各学校の生徒会と連携しながら、「ぼくらの学校改革宣言」「高校生宣言」「いじめ声明文」を発表。
- 愛知サマーセミナーにおいて初の生徒講座が開講。
- 1999年
- 群舞の誕生
- 愛知私学奨学資金財団1億円募金活動の開始。
活動意義[編集]
私立学校は各校の「建学の精神」に基づいた、私学特色の教育しているが、それを阻んでいる私学教育と公立教育の公私格差是正、「私学無償化」を訴えている。
群舞[編集]
群舞(ぐんぶ)とは高校生の社会に対する思いや、様々な悲痛な叫びを踊りに込め、それをただ踊るだけではなく、訴えや言葉を全身を使って表現する踊り。
鳴子という楽器を使って踊る鳴子踊りの一種ではあるものの、高校生のパワフルな躍動感に乗せて訴える踊りは、普通の鳴子踊りとは一線を画す。各季節に行うフェスティバルで披露し、例年秋に行われるBIGフェスティバルでは愛知県知事と私学振興室長、地域別県民文化大祭典では愛知県議会議員に対し、披露がなされる。
主な活動[編集]
詳細は「愛知サマーセミナー」を参照
詳細は「県民文化大祭典」を参照
授業改革フェスティバル[編集]
新入生歓迎フェスティバル[編集]
初夏の集い[編集]
愛知サマーセミナー[編集]
BIGフェスティバル[編集]
オータムフェスティバル[編集]
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 1960年の闘争があったため、また学生が集結して学生闘争がおきる、ということを防ぐために、県が講じた措置。