御由緒六家
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御由緒六家(ごゆいしょろっけ)とは、戦国大名の後北条氏の創業に大きく貢献した6人の重臣とその家柄のこと。御由緒家(ごゆいしょけ)と一般的には言われたとされる。
概要[編集]
北条早雲は関東に下向する際、6人の戦友を連れ立っていた。この6人に早雲を含めた7名は「もし、我々の中で誰かが出世したなら、後の6名はその家臣となって友を盛り立てて行こう」と誓い合ったという。そう約束した7名の中で、早雲が出世して戦国大名・後北条家の礎を築き、他の6名はその重臣として早雲を互いに支えあった。
この6名の家系である大道寺家、荒木家、多目家、山中家、在竹家、荒川家が後北条家の御由緒六家と呼ばれて、重臣の家柄として列することになったという。
ただ、後北条家5代に最後まで重臣として残ったのは大道寺家だけである。後北条家からの『役帳』から譜代重臣の中で最も家格が高くて実力を保持していたのは松田氏、遠山氏、大道寺氏の3家のみであり[1]、他の5家は全く名前が確認できなくなっている。山中家のみは伊豆国・相模国の郡代として活動が確認できるが、他の家は確認できないので、没落した可能性がある。
メンバー[編集]
脚注[編集]
- ↑ 『戦国北条家一族事典』 戎光祥出版。2018年。P195