延近充

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延近 充(のぶちか みつる、1953年 - )は、マルクス経済学者。元・慶應義塾大学経済学部教授。専門は国際政治経済学、現代資本主義分析[1]

京都市生まれ。1971年京都教育大学附属高等学校卒業。1979年慶應義塾大学経済学部卒業[1]。学部2年時にマルクス経済学と出会い、井村喜代子のゼミに所属[2]。1981年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了、同大学経済学部助手。1984年同大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1991年同大学経済学部助教授、2012教授。2018年定年退職[1]

アメリカ経済を国際政治と軍事要因を含めて分析している[3]。著書に『薄氷の帝国アメリカ――戦後資本主義世界体制とその危機の構造』(御茶の水書房、2012年)、論文に「独占的市場構造と独占価格」、「独占利潤の本質と利潤率の構造的階層化」(北原勇・鶴田満彦・本間要一郎編『資本論体系 第10巻 現代資本主義』有斐閣、2001年)など[4]

慶大では三田キャンパスで特殊科目「戦後アメリカの軍拡と経済」、日吉キャンパスで必修科目「マルクス経済学」、「世界の経済」(専門外の国際経済学)の講義を担当した[3]

著書[編集]

  • 『薄氷の帝国アメリカ――戦後資本主義世界体制とその危機の構造』(御茶の水書房、2012年)
  • 『21世紀のマルクス経済学』(慶應義塾大学出版会、2015年)
  • 『対テロ戦争の政治経済学――終わらない戦争は何をもたらしたのか』(明石書店、2018年)
  • 『入試問題の作り方――思考力・判断力・表現力を評価するために』(幻冬舎メディアコンサルティング 、発売:幻冬舎、2020年)

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]