巽外夫
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巽 外夫(たつみ そとお、1923年(大正12年)10月7日 - 2021年(令和3年)1月31日)は日本の実業家。住友銀行頭取を歴任したほか、マツダ再建に尽力したことでも知られる。福井県出身。
来歴[編集]
既婚者で長男あり。
昭和22年(1947年)に住友銀行に入行し、1970年代に経営難に陥っていた旧東洋工業(現在のマツダ)を担当する融資第2部の部長に就任し、アメリカのフォード・モーターとの提携をまとめるなどに手腕を発揮して、経営再建に貢献した。その後、副頭取を経て、昭和62年(1987年)に頭取に就任する。ところが頭取在任中に戦後最大の経済事件と当時は称されたイトマン事件が発覚し、旧イトマンの解体処理などに努めることになった。この問題が決着するのにほぼ目途がついた平成5年(1993年)に頭取を退任した。その後はマツダの社外取締役などを務めていた。
令和3年(2021年)1月31日、老衰のため死去した。97歳没。