川柳川柳

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川柳 川柳(かわやなぎ せんりゅう、1931年3月23日 - 2021年11月17日)は、埼玉県秩父郡横瀬町生まれの落語協会所属の落語家である。旧名・三遊亭さん生。本名∶加藤 利男出囃子は「三味線ブギ」。

概要[編集]

埼玉県出身。主に新作落語漫談を得意とした。

つばのひろい帽子・ソンブレロをかぶってギターを手に美声を聞かせた「ラ・マラゲーニャ」などで注目された。
川柳は太平洋戦争を経験しているため、それをもとに軍歌からジャズへ様変わりした日本の流行音楽を通して、世相の移り変わりを描いた自作落語「歌でつづる太平洋戦史」(通称・ガーコン)は代名詞になった。

経歴[編集]

昭和30年(1955年)に6代目三遊亭圓生に入門し、昭和49年(1974年)に真打に昇進する。
圓生の落語協会脱退に際しては師匠に同道せず、圓生門下から破門。昭和53年(1978年)からは5代目柳家小さんの門下に転じ、高座名を改めた。

令和3年(2021年)11月17日午前0時48分、肺炎のため死去した。90歳没。

著書[編集]

  • 川柳川柳 『天下御免の極落語 平成の爆笑王による“ガーゴン”的自叙伝』 彩流社2004年6月10日。ISBN 978-4-882-02894-9 - 解説は元フジテレビアナウンサーの塚越孝

CD[編集]

  • 『川柳百席』第一弾・第二段・第三弾(池袋秘密倶楽部)
  • 『談志が選んだ艶噺し』(日本コロムビア、2000年)
    • (三)鈴々舎馬風「欣弥め」/川柳川柳「川柳のヰタ・セクスアリス」
    • (十三)三遊亭圓彌「包丁」/川柳川柳「間男アラカルト」
    • (十五)川柳川柳「青春エロばなし」/三遊亭鳳楽「なめる」
    • (十七)川柳川柳「金魚ホステス」/立川談四楼「氏子中」
  • 『NHKCD新落語名人選』(ユニバーサルミュージック、2005年)