山本家住宅 (神栖市)
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山本家住宅(やまもとけじゅうたく)とは、茨城県神栖市奥野谷4281に存在する国の重要文化財である。
概要[編集]
鹿島港の南東、鹿島灘に近い奥野谷にある民家で、この土地の旧家・山本家の住宅。規模は桁行19.6メートル、梁間10.6メートル、屋根寄棟造り、茅葺き。南正面東寄りに突出部を設けた曲屋形式になっている。
山本家については、かつてこの地で網元をしていた漁師の家で、名主を務めたとも言われる土地の名士だったようである。住宅の建築年代について詳細は不明だが、推定では造りなどから恐らく江戸時代中期のものではないかとされており、良質で保存状態も良く、鹿島灘から九十九里浜にかけての漁家造りの遺構として貴重と見られており、昭和51年(1976年)2月に国の重要文化財に指定された。