山上城
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山上城(やまがみじょう)とは、現在の群馬県桐生市新里町山上297-1にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
この城は地元で城山と呼ばれる海抜221メートルの小さな丘上にあったとされる城である。ただ、現在の研究などでは城ではなく館程度のものではなかったか、とする説もある。
この城は鎌倉時代に山上高綱(五郎)によって築城された。高綱は鎮守府将軍として有名な藤原秀郷の子孫である。その後、山上氏の歴代当主がこの城を居城としたが、天正18年(1590年)に豊臣秀吉の小田原征伐が行なわれた際、小田原城の落城と共に山上城は廃城となったと言われている。
城跡は南北およそ650メートル、東西およそ220メートル、本丸跡や廓跡、土塁、空堀跡などが現在は残されており、中世の城郭研究の上で貴重な史料とされている。昭和23年(1948年)11月に群馬県の史跡に指定された。
アクセス[編集]
- 新里駅から徒歩で20分。