小林北一郎

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

小林北一郎(こばやし・きたいちろう、1899年1944年)は保険理論のパイオニア的研究者。

概要[編集]

1930年代のマルクス主義への弾圧が激しかった時代に、独力でマルクス主義の保険理論の体系化に務めた人物である。

その生涯についてはあまり知られていないが、伊藤整大熊信行とも親交があり、小林多喜二にも政治的・思想的影響力を与えたのではないかと言われている[1]

北一郎の存命中、小樽高商の紀要「商学討究」に掲載された論文が、本間照光によって発掘、その先駆的意義が認められ、戦後、『社会科学としての保険論』として刊行されている。

来歴[編集]

著書[編集]

『社会科学としての保険論』(汐文社、1983年。芝田進午監修、本間照光との共著)

参照[編集]

  1. 『社会科学としての保険論』 汐文社、1983年