学校週5日制
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学校週5日制(がっこうしゅういつかせい)とは、学校の授業日を1週間に5日とする制度である。
概要[編集]
授業日を月曜日から金曜日までの平日とし、土曜日と日曜日に原則授業を行わないもの。小学校であれば土曜日に学校では何も行わず、中学校以上では土曜日は部活動のみ行われる。
意外にも歴史は古く、日本では1948年から秋田・滋賀・長野の3県で行われ、翌年には山形・福島・千葉・熊本でも行われるようになった。この時期の週5日制はGHQの指示によって行われたもので、土曜日に授業を行わない事で教員の研修時間とする目的が裏に存在した。ただし短期間で廃止されている。
その後1992年から公立小中学校と高等学校の大半が毎月第2土曜日を休日とし、95年には第4土曜日も休日になった。2002年からは公立小中学校及び高等学校の多くが毎週土曜日が休日になり、学校教育法施行規則も改訂されて公立学校は土曜日を休業とすることに対する法的な根拠と拘束力が持たせられた。以降、土曜日に学校へ行くのは運動会や文化祭・学芸会などの学校行事開催日に限られるようになった。
一方学校週5日制実施で授業時間が減った事が子供の学力低下に繋がったのではないかという意見もあり、週5日制を見直して土曜授業を復活させる動きや、完全週5日制導入後も学校教育法施行令第29条第1項に根拠を持つ教育委員会の定めた休業日以外は土曜授業を継続している所もある。
なお週5日制が原則なのはあくまでも公立学校のみである。私立学校は学校の判断で休業日を設定できるため、土曜日授業が当たり前のところもある。