天野恵一
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天野 恵一(あまの やすかず、1948年 - )は、日本の評論家、社会運動家。
略歴[編集]
静岡県生まれ。1970年、中央大学法学部卒業[1]。在学中は全共闘運動に参加。早稲田通りで古書店「寅書房」(2014年閉店)を営みながら、評論活動に従事[2][3]。70年代に土田・日石・ピース缶爆弾事件などの救援活動を担い、1984年に菅孝行らと反天皇制運動連絡会(略称:反天連)を結成。90年代から派兵チェック編集委員会などで反戦運動も担う[4]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『危機のイデオローグ――清水幾太郎批判』 批評社、1979年
- 『皇室情報の読み方――天皇制イデオロギー論』 社会評論社(天皇制論叢4)、1986年
- 『情報社会の天皇制――続・天皇制イデオロギー論』 社会評論社(天皇制論叢8)、1986年
- 『全共闘経験の現在』 インパクト出版会、1989年、増補新版1997年
- 『マスコミじかけの天皇制』 インパクト出版会、1990年
- 『メディアとしての天皇制』 インパクト出版会、発売:イザラ書房、1992年
- 『「恋愛結婚」じかけの天皇制』 インパクト出版会、発売:イザラ書房、1993年
- 『「無党派」という党派性――生きなおされた全共闘経験』 インパクト出版会、1994年
- 『反戦運動の思想――新ガイドライン安保を歴史的に問う』 論創社、1998年
- 『無党派運動の思想――「共産主義と暴力」・再考』 インパクト出版会、1999年
- 『沖縄経験――「民衆の安全保障」へ』 社会批評社、2000年
- 『「日の丸・君が代」じかけの天皇制』 インパクト出版会、2001年
- 『災後論――核「原爆・原発」責任論へ』 インパクト出版会、2014年
共著[編集]
- 『戦後史の天皇・総解説――最後の御前会議からXデーまで』 丸山照雄、菅孝行、穂坂久仁雄共著、自由國民社、1986年
- 『戦後50年・100の肖像――戦後50年必携読本』 貝原浩絵、天野恵一文、インパクト出版会、1995年
- 『本当に戦争がしたいの!?――新ガイドラインの向こうに見えるもの 対談』 新崎盛暉共著、凱風社、1999年
- 『「日の丸・君が代」が人を殺す!』 北村小夜共著、社会批評社、1999年
- 『未来形の過去から――無党の運動論に向って』 栗原幸夫著、天野恵一、水島たかし、田浪亜央江インタビュー、インパクト出版会、2006年
編著[編集]
- 『合本批評精神』 社会批評社、1984年
- 『国際化という「ファシズム」』 池田浩士共編、社会評論社(検証・「昭和の思想」1)、1989年
- 『転向と翼賛の思想史』 池田浩士共編、社会評論社(検証・「昭和の思想」2)、1989年
- 『撃ちくずせ天皇制――"昭和"天皇史を総括する』 高橋寿臣共編、あずさ書店、1989年
- 『反天皇制――「非国民」「大逆」「不逞」の思想』 加納実紀代共編著、社会評論社(思想の海へ「解放と変革」16)、1990年
- 『科学技術という妖怪』 池田浩士共編、社会評論社(検証・「昭和の思想」3)、1990年
- 『大嘗祭で神になる平成天皇の基礎知識――データブック・オブ・アキヒト』 加納実紀代共編、社会評論社(天皇制論叢別冊)、1990年
- 『日米開戦から50年「戦後」を発掘する』 池田浩士共編、社会評論社(検証・「昭和の思想」4)、1991年
- 『思想としての運動体験』 池田浩士共編、社会評論社(検証・「昭和の思想」5)、1994年
- 『コメンタール戦後50年 第2巻 大衆社会と象徴天皇制』 社会評論社、1995年
- 『「自由主義史観」を解読する』 社会批評社、1997年
- 『君はオリンピックを見たか』 社会批評社、1998年
- 『平和をつくる――「新ガイドライン安保」と沖縄闘争』 インパクト出版会(PPブックス2)、発売:イザラ書房、1998年
脚注[編集]
- ↑ 『危機のイデオローグ――清水幾太郎批判』著者紹介
- ↑ 『反天皇制――「非国民」「大逆」「不逞」の思想』著者紹介
- ↑ 天野恵一さん 栗原幸夫のホームページ
- ↑ 「私」と戦後日本の社会運動~第1章~ ピープルズ・プラン研究所(2007年9月12日)