天河大弁財天社

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天河大弁財天社(てんかわだいべんざいてんしゃ、天河神社)は、奈良県吉野郡天川村坪内にある神社である。旧社格郷社。宗教法人名は天河神社であり、神社庁傘下である。

概要[編集]

天河神社と言われることが多い。天ノ川の東岸に山を背にして社殿が建っている神社である。この神社は役行者が感得した弁財天を祀ったことに始まるといわれる。一説に弘法大師こと空海の大峰修行の根拠地であったと伝えられており、修験道の隆盛とともに栄えた古社といわれる。本堂の前に能舞台があり、古くから能楽とは関りが深かったようである。

社宝には室町時代以降の能面31面、能衣装30点、小道具16点、文書120点などがあり、つまり一括して能楽関係資料として奈良県の文化財に指定されている。能面の中には永享2年(1430年)に観世元雅が納めた面があり、7月17日の大祭には観世座の能が奉納されることになる。

アクセス[編集]

  • 近鉄吉野線下市口駅より奈良交通バス7系統中庵住(なかいおすみ)行きに乗車、天河大弁財天社バス停下車すぐ(1日3本のみ)。または2系統洞川温泉行きに乗車、天川川合で下車後徒歩約30分。
  • 国道309号を南下、天川川合交差点を右折後約3km。

外部リンク[編集]