大都市近郊区間
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大都市近郊区間(だいとしきんこうくかん)とは、JR東日本、JR西日本とJR九州において大都市近郊に設けられているエリアゾーンである。
概要[編集]
全国で東京近郊区間、大阪近郊区間、福岡近郊区間、新潟近郊区間、仙台近郊区間の5か所が設けられている。この区間内では、実際に乗車する経路に関わらず、最短経路で運賃が計算される。これにより大回り乗車を行うことが可能となる他、駅での運賃精算を合理化することができる。なお、大阪近郊区間を除き、大都市近郊区間に入るのは在来線のみであり、新幹線は入らない。
一方、大都市近郊区間内は、乗車距離に関わらず、途中下車が不可能で、有効期限は1日となる。紙の乗車券で乗越等を行うと差額精算となる。Suica等のICカード乗車券では乗車経路を特定する機能がないため、近郊区間付近の駅で使用可能になると、大都市近郊区間に加わる場合がほとんどである。
なお、新潟・仙台地区並みにJRの鉄道網がある岡山地区やJRの鉄道網がほぼ三角形の高松・徳島地区で近郊区間は設定されていない。また、名古屋圏には設けられていないが、これはJRの鉄道網がそれほど稠密でなく、放射状だからである。
大都市近郊区間で途中下車する小技[編集]
- 新幹線(除く近畿圏)を入れる
- 一駅区間だけでもいいんで新幹線に乗れば100kmを超える乗車券であれば途中下車が出来るようになる。
- 大都市近郊区間に隣接する近郊区間外の駅を降車駅、乗車駅もしくは経由地駅[注 1]にする。こうすれば100km以上で途中下車ができる。
- 2023年12月時点の例としては以下の駅が上げられる。
番外[編集]
- 途中下車には分類されないが、本数の多い線区等で運賃計算キロが50km以上の線区で、わずかなキロ数はみ出しで、高額の運賃ゾーンになる場合、分割買いが安くなり、途中駅での下車が得な場合がある。
- (例)常磐線の我孫子~岩間間は通しで乗車だと1170円(ICカード1166円)だが、土浦で降りると(590+510)円(ICカードも合計額は同額)で70円(ICカード66円)安くなる。
注[編集]
- ↑ JRは同一運賃の途中駅でも途中下車可能なので、できる限り最遠の同一運賃の駅まで買う小技も併用する。