大藪の彼岸桜

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大藪の彼岸桜(おおやぶのひがんさくら)とは、高知県吾川郡仁淀川町に存在する県指定の天然記念物である。

概要[編集]

吾川村の北東部、池川川沿いを走る県道から東へ1キロほど登った山腹のウバヒガンザクラである。高知県から天然記念物に指定されており、樹齢は推定で500年以上。土地の人たちが花の蕾が瓢箪型をしていたことから「瓢箪桜」の異名もある。また、地名の桜はもと大藪といったのを、この木にちなんで昭和33年(1958年)に桜と改めたものである。

なお、この桜には天正10年(1582年)の織田信長による武田征伐の際、武田勝頼土佐国に落ち延びて大崎玄蕃に名を変えたという伝説があり、ここに住居したとき、この樹下に大山鎮めとして大山祓神を祭祀したと言い伝えられている。

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