増川宏一

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増川 宏一(ますかわ こういち、1930年昭和5年) - 2021年7月11日[1])は、日本の遊戯史研究家。遊戯史学会会長、大英博物館リーディングルーム登録者、国際チェス史研究グループ会員、チェス史研究支援財団名誉会員、元将棋博物館顧問(現在は閉館)。『賭博』『さいころ』『遊戯』などの著書がある。

経歴[編集]

長崎県長崎市出身。既婚者で長女あり。

将棋をはじめ、囲碁双六チェスなどの盤上遊戯の歴史を研究し、遊戯史学会の会長を務めたりした。著書も多数ある。平成26年(2014年)に日本将棋連盟大山康晴賞を受賞した。

令和3年(2021年)7月11日午後7時、膵臓癌のため、兵庫県伊丹市の病院で死去した。91歳没。葬儀告別式は近親者のみで行われた。

著書[編集]

  • 法政大学出版局「ものと人間の文化史」
    • 23『将棋』1977、ISBN 4-588-20231-6
    • 23-2『将棋2』1985、ISBN 4-588-20232-4
    • 29『盤上遊戯』1978、ISBN 4-588-20291-X
    • 40『賭博』1980、ISBN 4-588-20401-7
    • 40-2『賭博2』1982、ISBN 4-588-20402-5
    • 40-3『賭博3』1983、ISBN 4-588-20403-3
    • 59『碁』1987、ISBN 4-588-20591-9
    • 70『さいころ』1992、ISBN 4-588-20701-6
    • 79『すごろく』1995、ISBN 4-588-20791-1
    • 79-2『すごろく2』1995、ISBN 4-588-20792-X
    • 94『合せもの』2000、ISBN 4-588-20941-8
    • 110『チェス』2003、ISBN 4-588-21101-3
    • 134『遊戯 その歴史と研究の歩み』2006、ISBN 4-588-21341-5[2]
  • 『遊芸師の誕生 碁打ち・将棋指しの中世史』1987 平凡社選書  のち『碁打ち・将棋指しの誕生』平凡社ライブラリー、1995年、ISBN 4-582-76119-4
  • 『賭博の日本史』1989 平凡社選書
  • 『ゲームの博物誌 世界各地にゲームのルーツを探る』JICC出版局 1993
  • 『将棋の起源』平凡社ライブラリー、1996年、ISBN 4-582-76172-0
  • 『碁打ち・将棋指しの江戸 「大橋家文書」が明かす新事実』平凡社選書、1998年、ISBN 4-582-84180-5
  • 『将棋の駒はなぜ40枚か』集英社新書、2000年、ISBN 4-08-720019-1
  • 『伊予小松藩会所日記』北村六合光原典解読 2001 集英社新書 のち『小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読む』として角川ソフィア文庫(2016)
  • 『将軍家「将棋指南役」 将棋宗家十二代の「大橋家文書」を読む』洋泉社、新書y、2005年、ISBN 4-89691-891-6
  • 『盤上遊戯の世界史 シルクロード遊びの伝播』平凡社 2010
  • 『日本遊戯史 古代から現代までの遊びと社会』平凡社 2012
  • 『将棋の歴史』平凡社新書 2013 
  • 『日本遊戯思想史』平凡社 2014
  • 『遊戯の起源: 遊びと遊戯具はどのようにして生まれたか』平凡社 2017
  • 『江戸の目明し』平凡社新書 2018
  • 『〈大橋家文書〉の研究』法政大学出版局 2021 ISBN978-4-588-30053-0 C1021

脚注[編集]

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外部リンク[編集]