土石流

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土石流(どせきりゅう,英:Debris flow)は、長く続く大雨集中豪雨により、山腹や川底の石や土砂が水と混じって、一気に下流へ押し流される事をいう。土砂や岩石が集団で移動する現象のひとつである。鉄砲水ともいう。

概要[編集]

時速20~40kmという速度でがけや山を流れ下り、一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させる。「地滑り」との違いは、地滑りは移動速度が遅いものをいう。

原理[編集]

土石流の発生原因は急勾配の地形と降雨、土砂があげられる。地形条件として5%以上の谷川で、山腹に土砂が堆積しているところに生じやすい。

対策[編集]

渓流の上流に砂防えん堤(砂防ダム)を作り、土砂を貯め、土砂の発生と流出を抑制する。「遊砂地」という砂をためる施設を作る場合もある。しかし、1997年7月鹿児島県出水市で起きた土石流は建設中のダムをも埋め尽くし、乗り越えて下流にまで被害を与えた。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『防災工学』森北出版
  • 椹木亨、柴田徹、中川博次『土木へのアプローチ』技報堂出版1999年1月25日3版1刷発行。
  • 室田明『河川工学』技報堂出版2001年1月31日1版10刷発行
  • 渡嘉敷哲ほか『新ひとりで学べる11地学ⅠB』清水書院2003年8月20日第16刷発行