国鉄キニ56形気動車

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国鉄キニ56形気動車 (こくてつきに56かたきどうしゃ)とは、かつて日本国有鉄道が所有していた気動車 (液体式ディーゼル動車)である。

登場した経緯[編集]

隅田川駅水戸駅の間に設定された荷物列車は高速運転を行う電車の合間を縫って運転する必要に迫られた。当初は国鉄キニ16形気動車による運転であったが、1エンジン車では加速力が低いため、2エンジン車の国鉄キニ55形気動車に置き換えられた。この後、さらなる車両の増備に迫られたため、荷重の大きい本車の改造となった。

概要[編集]

性能[編集]

 国鉄キニ56形気動車1、2、4
座席 (名)
立席 (名)
自重 (t) 39.5
郵便室荷重(t)
郵袋数
荷物室荷重 (t) 15
台枠形式
台車形式 DT22
機関形式 DMH17C×2
出力 (PS)/回転数 (PPM) 180/1500
ブレーキ装置 DAI同期駆動装置付
最高速度 (km/h) 95
照明方式
備考 キハ55 3次車より改造

国鉄キハ55形気動車を改造した荷物気動車である。前位側の客用出入口は埋め込まれ、後位側の客用出入口は乗務員用扉として残され、便所、洗面所は種車のものを流用した。荷物室の荷重は15トンと気動車では最大となった。

車歴[編集]

国鉄キニ56形気動車車歴
番号 配置区 旧番号 改造工場 改造年月日 廃車年月日 備考
キニ56 1 四カマ キハ55 141 多度津 1971.10.09 1985.11.26 急行色
キニ56 2 四カマ キハ55 216 多度津 1971.10.13 1987.02.10
キニ56 3 水ミト キハ55 14 大宮 1974.12.17 1986.12.18 一般色
キニ56 4 長ナノ キハ55 159 長野 1978.09.30 1986.11.25 首都圏色

運用[編集]

四国総局と水戸機関区に配属された。

関連項目[編集]

その他[編集]

国鉄キニ26形気動車の荷重は13トン

参考文献[編集]