国鉄キニ55形気動車
ナビゲーションに移動
検索に移動
国鉄キニ55形気動車 (こくてつきに55かたきどうしゃ)とはかつて日本国有鉄道が所有していた気動車である
概要[編集]
国鉄キハ51形気動車を改造した荷物車 (鉄道車両)である。常磐線での高速運転の必要が生じ、国鉄キニ16形気動車を置き替えた。数箇所の客用窓を埋め、客用扉を撤去して幅1800mmの両開き荷物用扉を2か所設置した。
車番 | 配置区 | 旧車番 | 改造工場 | 改造年月日 | 廃車年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
キニ55 1 | 水ミト | キハ51 2 | 多度津 | 1965年7月16日 | 1984年5月8日 | |
キニ55 2 | 水ミト | キハ51 4 | 多度津 | 1965年8月13日 | 1983年6月17日 | |
キニ55 3 | 水ミト | キハ51 10 | 多度津 | 1965年9月2日 | 1983年6月17日 | |
キニ55 4 | 水ミト | キハ51 13 | 多度津 | 1965年9月22日 | 1984年5月8日 |
その後の改造[編集]
台車をDT32に取り替え、前位側の旧客用扉のステップ撤去を行った。当初は一般色であったが、晩年は首都圏色となった。
廃車[編集]
最期の国鉄キハ10系気動車として活躍したが、昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正による荷物合理化によって廃車され、日本国有鉄道から国鉄キハ10系気動車が姿を消した。
参考文献[編集]
- 千代村資夫『国鉄郵便・荷物気動車の歩み(下)』ネコ・パブリッシング2006年8月1日第3刷発行。