国忠崇史
国忠 崇史(くにただ たかし、1965年4月6日[1] - 2023年12月31日[2])は、政治家。元・北海道士別市議会議員(無会派)。こぶたの家保育園長。
経歴[編集]
北海道士別市出身[3]。父親は小学校に33年間勤務した後、こぶたの家保育園長を12年間務めた。また1953年~2006年の間、日本共産党員だった[4]。
1992年金沢大学経済学部卒業。金沢駅前シネマ、北海タイムス社、富士重工業、日本労働者協同組合連合会(ワーカーズコープ連合会)を経て、2001年からこぶたの家保育園に勤務[3]。
2006年4月の士別市議会議員選挙に日本共産党公認候補として出馬する予定であったが、かつて脱北者支援に携わり北朝鮮・中国両政府の人権抑圧を批判していたことや新社会党との共闘を主張していたことなどから党指導部との間で調整が続き、同年3月になっても公認候補に決定しなかった。3月12日に国忠が「しんぶん赤旗」配達時に党の内情を説明する文書を配布したことで、党士別市委員会は公認申請を取り下げた。さらに3月16日、18日には党費返還処分を受け、2002年に遡って党籍が無いということになった[5]。結局、市議選に第1選挙区から無所属で出馬し、476票を獲得、21人中19位の3票差の次点で落選した[6]。
2009年9月、士別市議会議員補欠選挙に出馬、無投票で初当選し、士別市議会議員となった[7]。2010年10月の選挙では501.453票を獲得、21人中18位で2選[8]。2014年4月の選挙では570票を獲得、18人中13位で3選[9]。2018年4月の選挙では366票を獲得、18人中17位で4選[10]。2022年4月の選挙には出馬せず引退。
人物[編集]
緑の党グリーンズジャパンのメンバー[11]。Twitterによる活動で知られ、プロフィールでは「緑の党でド左翼」「共和主義者」を自任する[12]。
インタビューで、国政と地方議会の違いについて、国政は党派性に基づく数の力が基本だが、地方議会では数の力は同じでも若干党派性から逸脱する部分があり、党派性を超えて実現できる課題があると語っている[13]。
また、士別市で一番大きな課題として、過疎少子化を挙げ、市長らと共に子育て支援に取り組んでいると語っている[13]。
脚注[編集]
- ↑ 議員名簿 士別市
- ↑ 難波真実(三浦綾子記念文学館 事務局長・北海道旭川市) @MasachikaNamba Twitter(2024年1月7日)
- ↑ a b 国忠 崇史さんの自己紹介 Facebook
- ↑ 士別市議会議員 国忠たかしのツイート Twitter(2018年7月20日 )
- ↑ 今回のポイント クニチュウ的原理主義(2006年4月19日)
- ↑ 平成18年4月16日執行 士別市議会議員選挙投開票結果 士別市
- ↑ 平成21年9月13日執行 士別市長選挙及び士別市議会議員補欠選挙投開票結果 士別市
- ↑ 士別市議会議員選挙結果(平成22年4月11日執行) 士別市
- ↑ 平成26年4月13日執行 士別市議会議員選挙結果 士別市
- ↑ 平成30年4月15日執行 士別市議会議員選挙結果 士別市
- ↑ 国忠 崇史 緑の党
- ↑ 士別市議会議員 国忠たかし (@takunitada) Twitter
- ↑ a b 国忠たかし議員へのインタビュー 議員ジェイピードットコム