千万院(せんまんいん)とは、奈良県磯城郡田原本町大字法貴寺504に存在する真言律宗の寺院である。山号は藤原山。
近鉄石見駅から東へおよそ2キロの大和川沿岸の法貴寺の地域にある寺院で、元の名は法貴寺(ほうきじ)。聖徳太子が創建したと伝える七堂伽藍を要する大寺院であったといわれるが、現在は塔頭の千万院を残すのみとなっている。
寺宝は木造不動明王立像で、国の重要文化財に指定されており、平安時代に造立されたものと見られている。