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北九州マクドナルド殺傷事件
北九州マクドナルド殺傷事件 | |
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場所 |
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標的 | マクドナルド322徳力店 |
日付 |
2024年12月14日 20時半頃 |
死亡者 | 1名 |
負傷者 | 1名 |
犯人 | 平原政徳(43歳の無職]の男) |
動機 | 調査中 |
北九州マクドナルド殺傷事件(きたきゅうしゅうマクドナルドさっしょうじけん)は、2024年(令和6年)12月14日に福岡県北九州市の日本マクドナルド店舗で発生した殺人事件、殺人未遂事件である。
事件の経過[編集]
2024年12月14日の20時28分頃、マクドナルド322徳力店に犯人(40代くらいの男)がレジ前で並んでいた数人を素通りして、レジの後方に並んでいた塾帰りの中学生の男女二人を男子生徒は腰を、女子生徒は腹を1回ずつ刺された。[1]2人は地元の同じ中学校に通う同級生であった。また、犯人が店舗内にいたのは十数秒程度だった。[1]
犯人は2人を刺した後にすぐに店を出て北側の出口から逃げた。[注 1]
2人とも病院に搬送されたが、女子生徒は事件発生から約1時間40分後に死亡が確認された。男子生徒は重症を負ったものの一命をとりとめ、警察には犯人とは面識がないと話している。女子生徒が犯人と面識があったかは現時点では不明。
女子生徒は警察にトラブルの相談などはしておらず、学校でも特に問題のない生徒であり、事件のあったマクドナルドでもトラブルは事件前後にはなかったため、通り魔的犯行が指摘されてる。
警察は、現場周辺に設置された防犯カメラやドライブレコーダーなどの映像を解析し、有力な情報をつなぎあわせる「リレー方式」で捜査を進め、同年12月18日に小倉南警察署は現場から1km離れた一軒家に住む43歳の無職の平原政徳容疑者を殺人未遂の疑いで小倉簡易裁判所から逮捕状を取り、12月19日に現場に赴いたものの応答に応じなかったために窓ガラスを割って逮捕した。この日の捜索では平原容疑者が事件の際に使用した自動車と自宅からそれぞれ複数の刃物が見つかり、一部の形状は男子生徒の目撃情報と同じだった。男が着用していたとみられる衣服や履物も押収した。福岡県警察本部は平原容疑者を12月20日に福岡地方検察庁小倉支部に身柄送検した。容疑を認める一方、取り調べの際に声を荒げることもあった。犯行動機は店内に入る前に「目が合った」ということであった。
なお、「平原」は「ひらばる」であり、地元では多い姓である。「無職」とされつつも、マンション管理や駐車場管理などを行なっており、べつに生活には困窮はしていなかった模様である。
現場[編集]
小倉駅から南へ北九州高速鉄道小倉線徳力公団前駅近く、国道322号沿いにあり、幹線道路沿い。事件のあった店舗は中学生や高校生がよく立ち寄っていた。事件から店舗は休業した。店舗では規制線が張られ、玄関前には花束やお菓子、飲料水が置かれていた。
容疑者[編集]
「身長は約170cmほど、40歳ぐらいで灰色の上着、黒のズボン、黄色っぽいサンダルを履いていた。」との目撃情報があった。
同年12月19日に事件現場から1km南西の自宅に住んでいた無職の43歳の平原政徳容疑者が逮捕された。この男は普段から深夜に騒音を発して周囲から苦情を受けていた。実家は土地やマンションを複数持つ資産家であった。家宅捜索の際に自宅や所有する自動車から数十本の刃物が見つかった。
なお工藤会の人という話や、外国人の可能性がネット示唆されていたが福岡県警は否定しており、そのとおりであった。
影響[編集]
事件の2日後の12月16日に北九州市内の学校では約4200人の児童、生徒が登校を控えた。福岡県は県内の学校に部活動の中止や17時までの帰宅を徹底するように呼び掛けるようになった。被害者が通っていた中学校では12月17日の19時から保護者説明会があり、登校を無理強いしたりしないように保護者に校長が呼び掛けた。殺害された被害者は性格が明るく、多くの友人がいた。事件について被害者の友人や知人、被害者と同じ世代の子供を持つ人々、日本中の人からは悲しみや怒りの声が聞かれた。12月23日には新聞からもテレビからもこのニュースが消え、エンペディアの記述をする者も消えるなど風化が進んだ。
また、本事件を巡ってはSNSなどで犯人や被害者に関する憶測が飛び交い、犯人が外国人という投稿や被害者側に落ち度があると思われるような投稿もみられていた[2]。本事件は事件当初に大きく報道されたが逮捕まで続報がなく、大衆の「知りたい」という欲求に便乗して偽情報を発信・拡散されてしまったのではないかとみられている。[3]このような不正確な情報を発信・拡散する者について、迅速に罰則が科せられるような制度の検討が必要と述べる専門家もいるが、[3]そのような制度が施行された場合、「政府が、政府に都合の悪い情報を不正確な情報とみなして、そのような情報の発信・拡散を行う者に対して罰則を科す」といった悪用が行われるリスクがとても高い。
模倣犯[編集]
この事件が発生した後、各地で模倣犯と思われる事件が発生しており、代表的なものとして三宮駅での70代女性を刺した殺人未遂事件、柏市での男女切り付け事件、青森市の中学校で男子生徒が女子生徒に包丁で軽いけがを負わせた事件などが挙げられる。
また、この事件に便乗した犯罪予告メールが送られており、同じ福岡県内にある飯塚市、太宰府市には問い合わせフォームなどを通じ「北九州市のマクドナルドで中学生2人を刺したのは私だ。12月20日までに登下校中を狙って、福岡県内の小中学生複数人を包丁で刺し殺す」といった文面のメールが送られてきた。このメールでは1813万円の振り込みを求め、大手銀行の札幌支店の口座番号が記されていたという。[4]
ウィキペディア[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ 後に店舗の駐車場に停めてあった黒のワンボックスカーによって逃走したと判明。
出典[編集]
- ↑ 以下の位置に戻る: a b https://www.sankei.com/article/20241219-6AJXA3YKZBJSJD3VOVUS2OUJBU/
- ↑ https://news.goo.ne.jp/article/kbc/region/kbc-14237487.html 九州朝日放送による記事
- ↑ 以下の位置に戻る: a b https://www.yomiuri.co.jp/national/20241225-OYT1T50015/ 読売新聞オンラインによる記事
- ↑ https://www.fnn.jp/articles/-/803325
- ↑ jawp:Wikipedia:削除依頼/北九州マクドナルド殺傷事件