勝栗神社
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勝栗神社(かちぐりじんじゃ)とは、鹿児島県姶良郡湧水町米永441番に存在する神社である。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功天皇。
概要[編集]
旧郷社で、和銅元年(708年)に大隅国一の宮鹿児島神宮の四所別宮の一つとして創建された。以後、多くの人々の崇敬を集めて繁栄した。
安土桃山時代の文禄元年(1592年)、薩摩国島津氏の当主・島津義弘は朝鮮出兵に参加する際に当社に立ち寄り戦勝を祈願した。その日は大雪だったと言われ、義弘は「野も山もみな白旗となりにけり、今宵の宿は勝栗の里」と一首詠んだといわれている。
社宝の銅鏡は鹿児島県指定の重要文化財で全部で26種類、40面あり、和鏡は28面、舶載鏡が12面、直径24センチから28センチで、中国渡来の舶載鏡は唐あるいは宋時代のものといわれている。