刺史

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刺史(しし)とは、中国官位である[1]

概要[編集]

最初は内におけるの監察を職務とした[1]州牧(牧)と改称された時期もあるが、再び刺史に戻され、後漢霊帝の時代に再び州牧とされた上、職務権限が拡大されて郡守の上位になる行政長官とされてしまった[1]。つまり、アメリカで言うなら州知事になったといえるが、日本では2023年現在、相当の職は無い[注 1]
三国時代では刺史が設置されたが、辺境や要地の州郡では都督に刺史を兼ねさせるなど、権限をさらに拡大させている[1]。しかも属官に従事史仮佐別駕功曹簿曹兵曹部従事文学武猛などの7従事が属官に付けられた[1]では刺史や州牧があわせ置かれた[1]

脚注[編集]

  1. 日本では、規模的に都道府県知事太守、太平洋戦争最末期の地方総監が刺史に該当する。
出典
  1. a b c d e f 中国の思想刊行委員会『三国志全人名事典』徳間書店、1994年、415頁

参考文献[編集]