全国社研社

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全国社研社(ぜんこくしゃけんしゃ)は、東京都練馬区春日町にある出版社。「労働の解放をめざす労働者党」の連絡先。

概要[編集]

1963年に結成された「全国社会科学研究会」(全国社研)は、1972年に「マルクス主義労働者同盟」(マル労同)、1984年に「社会主義労働者党」(社労党)、2002年に「マルクス主義同志会」、2017年に「労働の解放をめざす労働者党」(労働者党)へと改組した。全国社研社は一貫してこの党派の出版物を扱っている[1][2]

公式ブログによれば、1960年代前半に出版活動を開始し、「スターリン体制から自由化へ」、「国際共産主義運動史」を出版したとされるが[3]、両書を指すと思われる『スターリン体制から「自由化」へ』(全国社会科学研究会編集委員会編、1972年)、『国際共産主義・労働運動史』(同)は、「全国社会科学研究会」が発行、「ウニタ書舗」が発売している。雑誌としては理論誌『科学的共産主義研究』第1号(1963年)から出版してきたとされるが[3]、同誌は「全国社研編集委員会」が出版しており、1972年に『科学的共産主義』に改題してから全国社研社が出版している。Web上で確認できる限りでは、全国社研社が最初に出版した刊行物は機関紙『火花』(1966年~)[4]、最初に出版した書籍は『資本主義の民主的改良か社会主義的変革か』(マルクス主義労働者同盟政治局編、発売:ウニタ書舗、1974年)である[5]

なお他に「労働の解放をめざす労働者党」関係の書籍を発行する出版社として、「有限会社ういんぐ」(練馬区春日町)、「ういんぐ・出版企画センター」(練馬区三原台)がある。「有限会社ういんぐ」は全国社研社と所在地・電話番号が同一となっている[6]。「ういんぐ・出版企画センター」は全国社研社の出版物を取り扱っており[7]、逆に全国社研社も「ういんぐ・出版企画センター」の出版物を取り扱っている[8]。また全国社研社が発行している書籍には、「ういんぐ・出版企画センター」が製作を担当しているものが複数ある[7]

2016年現在、出版物をトーハン日販などの流通ルートに載せていない[3]。これら出版取次による流通ルートに載らない出版物を扱っている星雲社に発売を委託していたが、2018年現在は契約が切れている[2]

商号[編集]

2009年に出版した書籍[9]、2016年に出版した書籍[10]、『プロメテウス』第58号(2017年8月)の奥書には、「全国社研社」とある。

2012年に出版した書籍[11]、『プロメテウス』第55・56合併号(2012年8月)、『プロメテウス』第57号(2013年8月)の奥書には、「有限会社全国社研社」とある。

所在地[編集]

〒179-0074 東京都練馬区春日町1-11-12-409

1985年6月時点[12]、2009年4月時点[9]では豊島区南池袋に所在していた。2012年3月時点では現在地の練馬区春日町に所在していた[11]

出版物[編集]

単行本[編集]

  • 『国際共産主義・労働運動史――その苦悩と闘いの歴史』 全国社会科学研究会編集委員会編、発行:全国社会科学研究会、発売:ウニタ書舗、1971年12月
  • 『スターリン体制から「自由化」へ――現代「社会主義」体制論 国家資本主義の内的「進化」のあとづけ』 全国社会科学研究会編集委員会編、発行:全国社会科学研究会、発売:ウニタ書舗、1972年4月
  • 『資本主義の民主的改良か社会主義的変革か――日本共産党批判』 マルクス主義労働者同盟政治局編、発売:ウニタ書舗、1974年4月
  • 『新たな労働者党の建設をめざして――吉岡直人遺稿集』 吉岡直人著、マルクス主義労働者同盟政治局編、発売:ウニタ書舗、1974年8月
  • 『破産した"革新"幻想――美濃部都政8年の総括』 マルクス主義労働者同盟政治局編、発売:ウニタ書舗、1975年3月
  • 『革命的社会主義の旗をかかげて――マル労同は選挙斗争をどう斗うか』 マルクス主義労働者同盟政治局編、発売:ウニタ書舗、1975年12月
  • 『労働者派・社会主義派の代表を国会へ――マル労働は第34回衆院選を闘い抜く』 マルクス主義労働者同盟政治局編、発売:ウニタ書舗、1976年2月
  • 『ジャガノートの車輪の下で――苦悩し闘う労働者たち』 マルクス主義労働者同盟編、発売:ウニタ書舗、1978年11月
  • 『部署は違えど心はひとつ――永井明遺稿集』 「永井明遺稿集」刊行委員会編、発売:ウニタ書舗、1978年12月
  • 『国民教育の成立とその歴史的意義――フランス革命期における公教育』 教育問題シリーズ1、菊池里志著、2002年10月
  • 『顕現するブルジョア教育 国家主義と“市場主義”――アメリカの「教育改革」 』 教育問題シリーズ1、有賀明彦著、2003年6月
  • 『我々はいかに闘ったか――神奈川11区の闘い 安倍と小泉の政治に反対して』 労働の解放をめざす労働者党編、2018年2月/第2版(増補改訂版)、2018年7月
  • 林紘義の著書は「林紘義#著書」を参照

雑誌・新聞・パンフレット[編集]

  • 機関紙誌は「労働の解放をめざす労働者党#機関紙誌」を参照
  • 『全国の心ある労働者、勤労者に訴える : 「労働者党の再建」と「国政への復帰」のために結集しよう! : 第12回大会宣言 : 2016年5月29日』 マルクス主義同志会、2016年[13]
  • 『労働の解放をめざす労働者党綱領パンフ』 労働の解放をめざす労働者党代表委員会編、2017年4月

脚注[編集]

  1. 社労党単行本のご案内
  2. 2.0 2.1 労働の解放をめざす労働者党・関連単行本一覧
  3. 3.0 3.1 3.2 全国社研社(ご挨拶) 全国社研社(2016年11月30日)
  4. 火花 : マルクス主義労働者同盟中央機関紙 (全国社研社): 1966|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
  5. 労働の解放をめざす労働者党・関連単行本一覧
  6. 林紘義『「核エネルギー」はなぜいかにして「危険」か』ういんぐ、2011年、奥書
  7. 7.0 7.1 変容し解体する資本主義,林紘義著 ういんぐ・出版企画センター/ 日本共産党と『資本論』 ういんぐ・出版企画センター
  8. 出版物(単行本)一覧(4) 全国社研社(2016年12月14日)
  9. 9.0 9.1 林紘義『崩れゆく資本主義、賃金奴隷制の廃絶を』全国社研社、2009年、奥書
  10. 林紘義『日本共産党と『資本論』』全国社研社、2016年
  11. 11.0 11.1 林紘義『人類社会の出発点 古代的生産様式』全国社研社、2012年、奥書
  12. 田代則春『日本共産党の変遷と過激派集団の理論と実践』立花書房、1985年、258頁
  13. 全国の心ある労働者、勤労者に訴える : 「労働者党の再建」と「国政への復帰」のために結集しよう! : 第12回大会宣言 : 2016年5月29日 (全国社研社): 2016|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

外部リンク[編集]