傳宗寺（でんそうじ）とは、愛媛県西宇和郡伊方町三崎1297に存在する臨済宗妙心寺派の寺院である。伝宗寺とも書かれる。
旧三崎町の街の中にある寺院で、16世紀後半の室町時代末期に開基されたといわれる。境内は2000平方メートル足らずであるが、本堂や庫裏、観音堂、位牌堂、鎮守堂、山門などがある。また、これらを覆うように推定1000年以上の大クスがある。なお、本堂は江戸時代に2度にわたり再建がされている旨が棟札からわかっている。
また、寺院の一隅に明治19年（1886年）に山口県からこの地に初めて夏ミカン栽培を伝えた宇都宮誠集の彰功記念碑もある。