作事奉行(さくじぶぎょう)とは、江戸幕府の役職の1つである。江戸城の外郭、見附をはじめ幕府の修築、建築工事の一切を担当することを職務とする。当初は臨時職で作事方小奉行と言われたが、寛永9年(1632年)に常置奉行に変更された。配下には畳奉行、大工頭、京都大工頭などがいた。老中支配。
なお、江戸時代の諸藩にも置かれた奉行の1つである。この奉行の起源は安土桃山時代の織田政権の織田信長といわれている。