仙台 - 川崎町線

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

仙台 - 川崎町線(せんだい - かわさきまちせん)は、かつて宮城県仙台市と宮城県柴田郡村田町川崎町を結び、ミヤコーバスが運行していた高速バス(特急バス)である。村田駐在所担当。末期は平日のみ運行で、土休日は運休となっていた。

概要[編集]

仙台市内と川崎町内は、従来より宮城交通国道286号線経由で秋保線(仙台駅 - 川崎・野上かみ線)を運行してきた。しかし利用者の減少により運行本数が減少していた。

路線バスの補完をする目的を兼ねて子会社のミヤコーバスが仙台市内と川崎町内を結ぶ特急バスを開設することとなり、川崎側の発着地をボートピア川崎とし、みちのく湖畔公園を経由することによって、仙台側からの利用者にも配慮した。

開業当初より朝の上り1便は村田町経由であったが、2012年7月10日より全便が村田町経由で運行されることとなった。2015年3月16日より土休日は運休となった。

2016年10月10日をもって(実際は10月7日が最終日)、運行を終了[1]

路線開設を巡って[編集]

この路線を巡っては2010年8月中旬には宮城県岩沼市の旅行会社が貸し切りバスを使ったツアーバスでの運行を計画していたが、東北運輸局が「既存の路線バスと運行形態が似ている」と、路線バス開設の許可を得るように異例の要請をしていた。東北運輸局が問題にしたのは、

  • 複数の乗降場所を設けている
  • バスの運行ダイヤをあらかじめ町公報に 周知していることから「路線バスの運行形態に類似している」

と判断したとしている。ただしツアーの違法性については許可を取らずに運行した場合、運輸局側からの明確な回答がでなかったために旅行会社から反発をうけた。旅行会社はやむなく、運行延期を決めた。過去にツアーバス企画会社に運行許可を取るよう求めたケースはない[2]。そして2010年9月になりミヤコー側に運行許可が下りた。ミヤコーは他社の参入は全く判断材料にならなかったとしている[3]

運行経路および停車停留所[編集]

斜字は、上り・下りとも電力ビル前→仙台駅前の順に停車する。

現行[編集]

村田町経由

県庁市役所前 - 電力ビル - 仙台駅前さくら野前34番のりば) - (仙台西道路) - (仙台宮城IC) - (東北自動車道) - (村田IC) - 村田町役場前 - 村田町公民館前 - 川崎案内所 - 川崎中央 - みちのく湖畔公園 - ボートピア川崎

過去の運行経路[編集]

直行便

県庁市役所前 - 電力ビル前 - 仙台駅前 - (仙台西道路) - (仙台宮城IC) - (東北自動車道・山形自動車道) - (宮城川崎IC) - 川崎案内所 - 川崎中央 - みちのく湖畔公園 - ボートピア川崎

運行回数[編集]

  • 1日2往復(平日のみ運行)。

運賃[編集]

※2015年3月16日現在。

  • 仙台 - 川崎町間:大人片道1,030円、回数券(2枚綴り)1,650円、通勤定期(1ヶ月)30,000円、通学定期(1ヶ月)27,800円。
  • 仙台 - 村田町間:大人片道820円、回数券(2枚綴り)1,400円・(10枚綴り)6,700円、通勤定期(1ヶ月)26,800円、通学定期(1ヶ月)24,700円。

歴史[編集]

  • 2010年(平成22年)
    • 10月1日 - 1日3往復で運行開始。朝の仙台行1本のみ村田町を経由した。
    • 12月1日 - この日より「お試しキャンペーン」として、2枚綴り回数券を1,000円で販売(2011年1月10日まで)[4]
  • 2011年(平成23年)4月7日 - 同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により運休していたが、この日より運行を再開。みちのく杜の湖畔公園~ボートピア川崎間は運休。その後ボートピア川崎までの運行を再開している。
  • 2012年(平成24年)7月10日 - この日より全便村田町経由となる。全日共通のダイヤとなり、1日2往復に減便。
  • 2013年(平成25年)12月1日 - この日発売分の回数券より有効期限を設定(2015年3月31日まで、以降適宜更新)。
  • 2014年(平成26年}4月1日 - 運賃改定。定期券の発売価格を改定。仙台 - 川崎町線において10枚綴り回数券の発売を終了[5]
  • 2015年(平成27年)3月16日 - この日より平日のみの運行に変更、運賃を改定[6]
  • 2016年(平成28年)10月10日 - この日を最後に(実際は10月7日が最終日)運行を終了[1]

注釈[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]