二本木神社

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二本木神社(にほんぎじんじゃ)とは、現在の長崎県島原市北門町126に存在する神社である。祭神は龍造寺隆信である。

概要[編集]

天正12年3月24日1584年5月4日)に肥前国戦国大名である龍造寺隆信は離反した有馬晴信を討つために大軍を率いて出兵し、これに対して晴信は薩摩国島津義久に援軍を求めて義久は異母弟の島津家久に軍勢を預けて援軍に差し向けた。ここに沖田畷の戦いが発生し、数で勝る龍造寺軍が島津・有馬連合軍に大敗を喫して隆信は戦死してしまった。これにより、九州の戦国の覇者として以後は島津氏が台頭することになる。

龍造寺軍が敗れた際、隆信の家臣らの一部は佐賀城に戻らず、島原付近に住み着いたが、彼らは亡き主君の霊を慰めるためにここに小さな塚を立てて隆信を祀ったという。後にその子孫たちがその場所に建立したのが二本木神社に当たるという。

また、この神社の近くに沖田畷の戦いが行なわれた古戦場があり、ここには隆信戦死跡として苔むした一基の墓標が立てられている。

アクセス[編集]