中西部太平洋まぐろ類委員会
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中西部太平洋まぐろ類委員会(ちゅうせいぶたいへいよう - るいいいんかい)とは、太平洋中西部のマグロやカツオなどの資源管理を目的とする国際機関のことである。日本・アメリカ・韓国・中華人民共和国・台湾・オーストラリアなど25カ国、並びにその地域と欧州連合(EU)が参加している。事務局はミクロネシア連邦にある。下部組織の北小委員会は参加国を絞り、主に北緯20度より北の水域について議論する。WCPFCと略称される。
これまでにカツオやメバチマグロ、キハダマグロでは集魚装置を使った操業期間の制限といった措置を導入したり、太平洋クロマグロは2015年から小型魚(30キロ未満)の漁獲上限を2002年から2004年平均の半分とするなどの規制を実施している。太平洋クロマグロはその人気による乱獲のため、親魚の量が一時はピーク時の1割未満に減り、関係国が漁獲枠を設けて資源回復を目指している。さらに2024年の資源回復目標を達成する確率が75パーセント超なら枠拡大を検討でき、逆に60パーセントを下回れば枠を減らすルールも加えている。
外部リンク[編集]
- 中西部太平洋まぐろ類委員会
- ニュージーランド政府外務貿易省サイト - 同国政府はこの条約に関する寄託政府であり(44条)、この条約の当事国リスト等を公開している。