下痢

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下痢(げり)とは、便に含まれる水分量が異常に多くなり、ゲル状あるいは液体状になることを言う。食物を消化、吸収する際には小腸で行われ、水分は大腸で吸収されるが、その過程で異常が起こることを下痢という。なお、下痢の状態は軟便(なんべん)、泥状便(でいじょうべん)、水様便(すいようべん)と区別され、これらも下痢という場合がある。

概要[編集]

症状[編集]

  • 腸の顫動運動が活発になりすぎて、腹部が鳴ったり腹痛が発生したりする。
  • 発熱や嘔吐などの症状が合併することがある。これは下痢の原因にもよる症状だが、発熱や嘔吐が起きたならすぐに医師診療を受診する必要がある。
  • 下痢が続くと体力が消耗し、便と共に水分が体外に排出され、大腸からの水分吸収が少なくなって脱水症状を引き起こす可能性がある。

対応・治療[編集]

  • 下剤を服用している場合は、下剤の服用を中止してこまめに水分補給をすること[1]
  • 1回または2回の下痢で治るときは、水分補給だけで良い。ただし、下痢が続く場合には整腸薬を服用する必要性がある。
  • 発熱や嘔吐を伴って下痢が続く場合には、下痢止めのほか、抗生物質などが必要、また、医師の診断を受けたほうがよい。
  • 下痢の場合の食事は、消化の良いものを小分けにして少量ずつ食べること。
  • 下痢の場合の水分補給は、ほうじ茶リンゴジュースなどがよく、牛乳炭酸飲料は避けること。

下痢の場合の薬[2][編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. 下痢の場合は、服用している薬があるならできるだけ中止したほうがいいが、これらは医師と相談すること。自分で勝手に判断はしないこと。
  2. これらの薬には副作用使用禁忌も存在するので、薬剤師や医師と相談すること。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]