下田奉行

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下田奉行(しもだぶぎょう)とは、江戸幕府における奉行職の1つであり、遠国奉行の1つである。老中支配。伊豆国下田湊を守衛し、出入りの船舶や貨物の監視などを職務とした。元和2年(1616年)に下田番所が設置された際に奉行も置かれた。享保5年(1720年)に浦賀に番所が設置されて浦賀奉行が置かれると廃止される。しかし安政元年(1854年)、日米和親条約の締結により下田が開港されると再設置され、幕末における外交事務の取り扱いで重要な出先機関となった。