上原まり
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上原 まり(うえはら まり、昭和22年(1947年)5月23日 - 平成30年(2018年)8月29日)は、日本の女性で筑前琵琶演奏家、元宝塚歌劇団娘役でもある。本名は柴田 洋子(しばた ようこ)という。
来歴[編集]
兵庫県神戸市出身。昭和43年(1968年)に宝塚歌劇団に入団し、娘役のトップとして「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット役などを務めた。昭和56年(1981年)に「新源氏物語」の藤壺役を務めたのを最後に退団した。
筑前琵琶の旭会総師範の1人娘で、退団後は琵琶語り奏者としてオリジナル作品「平家物語」や「源氏物語」を通して筑前琵琶語りの魅力を伝えた。
平成30年(2018年)8月29日に死去。71歳没。
初舞台・組廻り[編集]
- 『マイ・アイドル』(花組)(1968年4月)*初舞台
- 『シルクロード』新人公演:メルバ(星組)(1969年4月)
花組時代[編集]
- 『扇源氏』新人公演:きらら(本役:八汐みちる)(1970年11月)
- 『人魚姫』人魚ルル(1971年8月)
- 『小さな花がひらいた』おりつ(1971年11月)
- 『哀愁のナイル』新人公演:ネフェルト(本役:薫邦子)(東京、1972年7月)
- 『炎の天草灘』菊(1972年9月)
- 『新・花かげろう』若狭(1973年5月)
- 『この恋は雲の涯まで』チャレンカ(1973年8月)
- 『この恋は雲の涯まで』新人公演:静御前(本役:大原ますみ)(東京、1973年11月)
- 『花のお嬢吉三』おとせ(1974年1月)
- 『虞美人』呂妃(1974年5月)
- 『海と太陽のファド』西之表花子(1974年10月)
- 『夢みる恋人たち』フロレアナ(1975年3月)
- 『ベルサイユのばら』マリー・アントワネット(1975年7月 - 8月)
- 『あかねさす紫の花』額田女王(1976年2月 - 3月)
- 『うつしよ紅葉』濃姫/『ノバ・ボサ・ノバ』マダム・ガート(1976年8月 - 9月)
- 『ル・ピエロ』クネコンダ(1977年1月 - 2月)
- 『宝舞抄』深雪(1977年8月 - 9月)
- 『風と共に去りぬ』メラニー(1978年2月 - 3月)
- 『ホフマン物語』アントニア(宝塚バウホール、1978年4月)
- 『ヴェロニック』アガート(宝塚バウホール、1978年9月)
- 『遙かなるドナウ』エリザベート(1978年10月 - 11月)
専科時代[編集]
- 『花影記』幸/『紅はこべ』キャサリン(花組)(1979年4月 - 5月)
- 『霧に消えた人』お縫(雪組)(1979年8月 - 9月)
- 『顔世御前』帝国劇場公演(1980年3月)
- 『響け!わが歌』(星組)(1980年8月 - 9月)
- 『新源氏物語』(月組)(1981年1月 - 2月)
宝塚時代の受賞歴[編集]
※『歌劇』1981年4月号(宝塚歌劇団)のpp.90-91を参考資料にした。
努力賞
- 1971年11月『小さな花がひらいた』
- 1973年8月『この恋は雲の涯まで』
- 1974年1月『花のお嬢吉三』
- 1975年3月『夢みる恋人たち』
演技賞
- 1976年2月 - 3月『あかねさす紫の花』